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2008年11月28日19:33:00
自己防御力をトライアングルで表すと三角形の頂点は細胞の元気度、底辺の
2点は免疫力の丈夫さと炎症の鎮まり具合になります。こんな方々がおられま
す。細胞の元気度がとても悪いのにあまり病気をしない。病気と言うのは本来
体の細胞で起こるものです。脳の写真を撮って脳が縮んでいるならそれは脳
神経細胞がいくらか死滅してしまったためです。もし大腸ガンになった方がお
られたらそれは大腸の正常だった細胞がガンになり、長い年月をかけてガン
細胞の塊ができたのです。さらに骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は骨の濃さが
薄くなる病気です。簡単には骨がスカスカになると思ってください。この病気の
人は骨のカルシュウムが不足している、と思っている方が多いです。決して間
違いではありませんが、骨には骨を造ろうとする細胞が住み着いていて、この
細胞に元気がないと言うのが真相と思います。結局人の病気は細胞で起こる
と考えてください。その細胞に元気がなかったら病気になりそうなのですが、実
際は免疫細胞がいて体中の細胞を守っています。だから免疫力が丈夫な人
は細胞の元気がなくてもすぐには病気にならないのです。免疫細胞はある細
胞の元気がなくなってもはや回復困難な細胞と判断した場合、それを除去して
他の細胞に悪影響が波及するのを食い止めてくれます。反対にもし免疫細胞
の丈夫さが失われた場合でも、体中の細胞そのものがしっかり元気であれば
すぐには病気になりません。両方ともが元気であるのが一番いいことです。