2015年6月14日11:17:00
No.654
病気を治すためには、病気を治す時期というものがあります。
またあとでゆっくり治しましょう、という分けにいきません。
重篤な病気の場合は、特にそうです。
「先生、ちょっくら、旅行に行ってくるね。」大いに楽しんできてください。
しかし、帰ってきたら、しっかりと治療に専念してほしいです。
「先生、仕事していたら、気が紛れるのです。」
確かに病気のことばかり頭をよぎるようでは、精神的によくありません。
しかし、病気は闘いになります。食うか食われるかくらいで考えて下さい。
「先生、私が家族を支えています。仕事休めませんよ。」
全く覆す言葉がでません。お手上げです。
しかし、それでも、なおさら今のうちに病気を治さないと、もっと家族の方
は困るのではないでしょうか。いま何とかしなければいけません!
人生において大事なこと、それはさまざまです。
私は、どないしてでも”生き抜くこと”、そう思っています。
2015年6月30日17:57:58
No.655
病気と健康とでは、まるで反対の意味です。
もし両者の位置を考えるなら、たとえば一直線上の右端と左端の関係
です。それで病気の方は、今自分がいるところから、遠く離れたところに
健康があると思い込んでいます。
しかし、病気と健康は背中合わせで、まるで紙の表と裏の関係にしかあり
ません。紙一枚分の距離です。
病気があれば、治療努力と時間を要するのですが、病気のとなり
にはすぐ健康が接しています。決して遠い存在ではありません。
重症の病気の人が、あっという間に健康になれたりすることがあるのは、
そのためです。あるいは健康だった方が、あっという間に病気になるのも
そのためです。
病気の方は、自分の背を見て下さい。そこに健康が待っています。
背中に張り付いている健康を手でつかもうとすれば、つかめるのです。
是非頑張って下さい。