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2008年11月1日18:11:00
大分空気が乾燥してきました。慢性の皮膚炎を起こされている患者さんはこの
時期がとてもつらいです。部屋の湿度を高めて、また皮膚そのものを保湿する
ようにしたいです。ところで、空気が乾燥すると風邪のウイルスやほこりも漂い
やすく、風邪を引く機会がとても多くなります。できれば部屋の湿度を50%くらい
にはしたいですね。じつは空気中のマイナスイオンも極端に湿度が低下すると
マイナスイオンが作られにくくなります。なぜならマイナスイオンができるとき水を、
正確には水分子を必要とするからです。湿度が20%~30%ならマイナスイオン
はとても少ないです。さて、マイナスイオンは空気中では掃除機の役目をします。
空気中に漂うウイルス、ばい菌やほこりを吸着して大きく膨れて地面に落下しま
す。ですから空気はきれいになり、地面に落下したほこりは簡単には人の体の
中に入りません。また、ウイルスやばい菌は増殖しにくくなります。だから感染症
にかかりにくくなります。私はいつも思うことですが、湿度を高くしてウイルスが落
下するというより、湿度を高くしてマイナスイオンを十分作れる環境にし、そこに
ウイルスが引っかかりやすくなり、空気中からウイルスが少なくなっていくという
のが正確でしょう。ところで、還元電子治療で電子が出てくる部分を中心にして
まわりのマイナスイオン量を測ると、そのときの気象条件にもよるのですが、空
気1cc当たり最大100万個くらい作れます。これは、あくまでも人への治療です
が、例えば同じ構造を備えたものを空気清浄機として応用することもでき、実際
使われています。ちょっと空気を加湿して使うと空気を掃除する効果がより大きい
です。