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2012年7月1日08:21:00
風邪を引いて熱がでましたら、頭痛がして体がとてもだるく、
食欲も出ません。
そこに解熱鎮痛剤を飲みますと、とっても体が楽になり、元気になります。
このインパクトが大きいためか、病気とはそうして治るものと勘違いして
いることが多いです。
先日もあったことですが、ガンを手術して、その後の画像診断で、すっかり
影が無くなったので、もう仕事にでると・・・。まだ術後一ヶ月なのですが・・。
自覚症状もなく、いま主流の画像診断で異常がない。
であれば治ったということになる。そう勘違いすることがほとんどです。
風邪とガンは病気の内容は違います。
しかし風邪もガンも同じなのです。
風邪を引くときに、風邪になってきたと感じながら風邪になる人はいません。
風邪症状を自覚したときは既に風邪なのです。
ガンになるときに、ああガンになってきたといってガンになる人はいません。
ガンを指摘されたときは既にガンなのです。
それで・・・病気が治るときも病気が治ってきたという感じはない!のです。
具合はどう?と聞かれて、「すっかり良くなりました。」と正直に言った積もり
が何故再発しているのですか?
自覚症状やいま主流の画像診断のみで、”病気がすっかり良くなった”ことを
判断することはできないのです。
それは「自己防御力」を調べるしかないのです。
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2012年7月7日18:53:00
還元電子治療は代替医療ではありません。
病気そのものを治療するために還元電子治療があるわけではありません。
還元電子治療をしても、風邪すら治せません。
ましてや還元電子治療をしても、ガンそのものは治せません。
この治療は、初めから病気が出ないように、あるいは病気が再発しない
ようにするためのものです。
もってして「人々が健康で、人生を楽しく、長生きできる」ためのものです。
しかし、それこそが医療でもっとも重要なことなのです。
ですから医療の根幹をなすものなので、”根元の医療”と言われます。
そうすると、「私、ガンなのですが、還元電子治療を始めて調子も良くなり
ました。一体いつまで続ければよいでしょう?」
もうそんな質問は出なくなります。
ずっと健康でいたいなら、いつまでも還元電子治療を続けて下さい。
毎日ご飯を食べるのと同じように、日課としてやってください。
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2012年7月10日18:20:00
還元電子治療は、人の体に電子を補充する治療です。
その還元電子治療は、本当の健康を築くための治療です。
でも健康を築くには、日々大変な努力が要ります。
そしてとても時間が掛かります。
しかし還元電子治療を地道にコツコツ続ければ、健康を獲得するために
最も手堅い治療となります。
そして一度身についた健康は、そう簡単に崩れません。磐石です。
つまり病気が出ないのです。
確実に健康を手に入れたいなら、病気の起こる根元を治療することです。
根元の治療は電子を与えることのみで可能です。
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2012年7月14日21:40:00
20年以上も前のこと、私は先生方の講義を聴くのがとても楽しみでした。
全く頭はよくないのですが、医学の話がとても新鮮で楽しかったのです。
難しいところは全部とばして、生化学と免疫学の話が特に好きでした。
ある時期から実験病理学教授の木本哲夫先生の講義を聴くことが
できました。話はテキストに書かれている内容なのですが、何故かとても
イキイキとして感動的な話なのです。
先生が受け持たれる最終近くの講義でしたか、私は今までにないほど
本当に感動して聴き入った話がありました。
「がん細胞ができた周り(間質)には血管があり、コラーゲンで埋められて
いる。」
「このコラーゲンはさほど丈夫じゃないのですが、もしコラーゲンをうんと増
やしてがん細胞をコラーゲンでしっかり包み込むと、それはまるで蚕のまゆ
のようにすると、がん細胞の増殖・転移は止まってくる。」
「世の中にはそんな治療法が実際にあるのです。」
この話を伺ったとき本当に驚き、私にとって忘れられない講義になりました。
がん細胞をやっつけるのは免疫細胞だけと思っていた私には、本当に
衝撃的な話でした。
私は講義が終わるや否や直ぐに木本先生のもとへ駆け寄りました。
木本先生は、「そんなに興味があるなら・・」といって、あとで沢山の資料を
渡してくださいました。
先生の論文も私の財産なのですが、
「堀口君、興味をもってくれてありがとう」という自筆の上書きは、
私の宝物になってます。
それは私が患者さんとともに治療していく上での、決して諦めないという
私の自信になっているのです。
私は長年”電子補充療法”を、つまり還元電子治療を「根元の治療」として
行ってきてますが、併せて木本先生のご研究を医療に取り入れています。
その結果はまさに先生の仰る通りでした。
患者さんに”元気で長生きしてもらい、そして人生を楽しんでいただく”
木本先生もきっとそう思われていたに違いありません。
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2012年7月17日18:01:00
AさんとBさんは同じ病気で、同じ段階にあります。
それで治療内容も全く同じなのですが、治り具合には随分と差があります。
極端に言えば、治る人と治らない人、そんな状況に出くわすことがあります。
これは私なりの説明で言うと、「自己防御力の有る、無し」の違いによる
ものです。
つまり、自分で病気を出さないようにする力=自己防御力、
これが足りないと上手く病気を治せないのです。
ところが自己防御力を引っ張りあげるために最も大事なことは、
それは”平常心であり、その治療を信ずること”であります。
治療はしているが、心はその治療にあらず、そんな感じではどうしても
自己防御力があがりません。
以前入院患者さんも診ていました。(今は外来診療のみです。)
ある慢性疾患の患者さんが、とても熱心に治療に専念していました。
治療を疑っていた訳ではありません。
ところが、オーダーした血液検査結果を私からの説明を待ちきれずに
臨床検査技師さんに尋ねようとするのです。それは毎度のことです。
多分気になって、気になってどうしようもないのでしょう。
つまり数値が悪くなっていないか、不安でしょうがないのです。
平常心でいられるかどうか、ここが病気を治すときの最大の山場です。
その一部分はお医者さんが担うべきと思うのですが、とても手ごわいです。
”病は気から” 結局、医療の大原則は変わらないのです。
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2012年7月29日07:46:00
小学校の修学旅行ともなると、もう40年以上も前になります。
でも何故か、そこそこ覚えているものですね。
つい最近のことは覚えていないのに・・・(ちょと危ないかも知れません。)
定番の枕投げもよく覚えてます。そして先生に怒られたことも。
段々寝る時刻になったころ、一人の同級生の子がお腹が痛いらしいと
聞きました。何か食べ物でも中ったかと思いました。
その子の様子をききながら、
担任の先生もどうしようか、こうしようかと思案しているようでした。
その内お薬らしきものをもってきて、コップで飲ませておりました。
それがとても良く効いたらしく、そのまま朝まで何事も無く眠れたようです。
でもどうも後になって伝わってくる話から、宿の美味しいお水だったとか?
先生は分かっておられたのです。
わずか数日とはいえ、親元離れて、家族以外の人と旅行すること、
そのことの子供の心の内を。
子供の不安、心細さ、そんな心を見抜いて、たった一杯の宿の美味しい水
を差し出したのです。
きっとその子は、これ以上ないくらいの安心感につつまれたことでしょう。
お薬を飲んだという安心感、信頼する先生がもってきて飲ませてくれたと
いう安堵感、これがその子を救ったのです。
たとえその時飲んだお薬が水であったとしても、お薬と思う気持ちになった
時点で、そのお水は立派なお薬に違いありません。
お医者さんとは何ぞやと思ったとき、私に少々できることと言えば、
そのことかも知れません。そう思って今日も出かけて行きます。