2013年10月4日20:12:00
2013年10月、当堀口医院のホームページをリニューアル致しました。
それに伴いブログの方も移設することになりました。
ご不便をお掛け致しますが、何卒宜しくお願い致します。
今後とも「根元(ねもと)の医療」を国内外に展開すべく、
全力で頑張る所存でございます。
皆様のご指導をお願い申し上げます。
堀口 裕
2013年10月7日19:29:00
No.591
9月28日のセミナーでご講演された中からグルタミンに関する
ご質問がございました。
グルタミンにかかわらず、一つの食べ物の成分で、健康を維持
することはありません。
バランスよく、何でも、程よい量を摂ってください。
これが一番でございます。
ただ何故グルタミンという食べ物の成分が取り上げられるか?
といいますと、わたしの研究分野である「自己防御力診断」から
みますと、グルタミンは自己防御力を維持する上で、大変重要な
成分になっているからです。
特に免疫機能の維持には欠かせません。
免疫細胞のうちリンパ球や単球は、そのエネルギー源として
グルタミンを主食にしているからです。
”めし”を食べないことには、頑張るっていっても、頑張れない
ということです。また臨床的に癌患者さんをみてまして、抗がん剤
や放射線治療をしていますと、リンパ球や単球の元気は
すこぶる落ちます。
この時グルタミンを根気よく、積極的に食べ続けると、それら
免疫細胞の元気は回復をみせます。
グルタミンは食べ物の中では、小麦に多く含まれていますが、
明らかにパワーがダウンしているときは、パンやうどんを食べ
ても足りないのです。グルタミンという成分を直に摂ることが
大事なのです。
2013年10月13日09:42:00
No.592
還元電子治療は、ひとの体に”電子”のみを与える治療です。
もう少し正確には、機械的に電子をつくり、その結果としてネガティブ
イオン(マイナスイオン)ができ、それが持つ電子のみが体に取り込む
ようになります。とても面倒に思えるのですが、それが実際です。
多分空気イオンのかたちで電子を持つものでないと、皮膚表面から
取り込まれないと考えます。
機械的に電子を沢山作って、直接電子を皮膚表面から与えれば・・と
思うのですが、それではうまく取り込まれないのです。
決して自然の原理に逆らってはいけない、何事もそう思えてきます。
2013年10月17日17:58:00
No.593
還元電子治療で発生させた”電子”は、発生部近傍の空気(気体分子)
に衝突します。電子を付加された気体分子は、ほかの気体分子と反応
して、やがてネガティブイオンになります。
ネガティブイオンはサイズから小イオン、化学構造からクラスターイオン
と言われます。できた上がったネガティブイオンは皮膚表面から取り込ま
れます。ただしネガティブイオンそのものは入れず、核の部分の衣は
脱ぎ捨てて、電子(e-)のみが取り込まれます。しかし逆にはじめから
電子のみを与えても皮膚からの取り込みは困難です。
やはり核を持つネガティブイオンの形でなければなりません。
しかしそれと同じことは、生体の細胞内外の物質の取り込みのときにも
見られます。通常は”運搬体、輸送体”といわれています。
もう多くの方がお気づきと思いますが、自然界の振る舞いは、生体や
細胞の振る舞いと同じなのです。ですから生体の働きで解らないこと
があれば、自然界を参考書にすればいいのです。実は還元電子治療
もそうしてできたのです。
2013年10月22日22:44:00
No.594
自己防御力の考え方が重要です。
これは「自分に病気が出ないようにする力」のことです。
多くの方は、お若い人の自己防御力は、ご高齢の人よりもはるかに丈夫
と思っております。なぜならお若い人の方が、明らかに病気が少ないから
です。さぞかしお若い方の自己防御力が丈夫なんだろうと・・・。
しかし、実際に自己防御力を調べていて分かることですが、お若い方と
ご高齢の方の差は無いに等しいです。ご高齢の方でも良い人も悪い人
も様々です。
実は自己防御力というのは、病気の根を診ています。たとえ根があって
も、すぐに幹にまで成長するわけではありません。
では本格的に病気になるまでには、いったい何が関与しているかと言え
ば、もちろん第一は”自己防御力の程度”です。
お若い方ても、ご高齢の方でも、自己防御力が著しく低下しているほど、
病気は出やすくなります。
その他に重要なことは”時間と気持ち”です。
すなわち自己防御力の低下した状態が、何年続いているか?が重要で
す。これこそが、ご高齢の方に病気が多いという決定的な理由です。
ところが、同じ自己防御力の程度で、かつ同じ年数が経過しているのに
病気の出方が遅い場合があります。それに関与しているのが「気持ち」
です。生き抜くための強い信念は、病気の出方を遅くするのです。
まとめですが、
自己防御力が弱いほど、年数が経過するほど、気持ちが弱いほど
病気の出方は早くなります。
年数はどうすることもできませんが、自己防御力と気持ちは何とかでき
ます。いえ、何とかしなければなりません。さもないと病気の姿になって
しまいます。
2013年10月26日00:09:00
No.595
病気になったときには、良くも悪くもいろいろな気持ちが湧いてきます。
その中で最も多いのは、不安感、心細さ、でしょう。
「私、このままの治療で、本当に大丈夫かな~、悪くならないかな~」
そのことは、少なくとも病気が完治しましたと言われるまで続きます。
それで病気になったときの本当に闘う相手は、病気そのものではなく、
不安感と心細さかも知れません。おそらくそうでしょう。
それを乗り越えることは、すなわち病気を治すことになります。
しかしその解決策は? とても明確には言えません。
ただ完治された患者さんから学んだことですが、
こころから、治りたいと思い続けることです。 辛抱強く、じっと。
それが完治への道をひらいてくれます。
ときどき人には計り知れない力があると思いますが、そこへ通じる扉の
鍵は、まさにそれだったのです。
2013年10月30日01:25:00
No.596
”根元(ねもと)の医療”の歴史は、堀口医院とともにあります。堀口医院
が誕生して丁度20年が過ぎましたので、根元の医療も20年間歩んで
来たことになります。
病気を治したいという志はあるものの、一体どうしたらよいのか?はじめ
はほとんど分かりませんでした。しかし毎日毎日患者さんを診ているうち
に、少しずつ患者さんが謎解きをしてくれました。私が消化不良を起こ
さないようにやさしく、ちょとずつ教えてくれた、そういっても過言ではあり
ません。
今にして振り返ると、とても当たり前のことだったのですが、当時は何も
分かりませんでした。そもそも病気は自分にしか起こりません。それで
いて病気の自分もあれば、健康な自分もあるのです。結局、病気に
なるもならないも自分が決めているのです。自分が病気にならない力
を自己防御力と呼ぶことにしました。ところで自分の体は①細胞でしか
つくられていないので、病気の場所は細胞しかないのです。
そこで細胞の元気度をみる検査ができました。
しかし細胞がおかしくなる度に病気になっては、寿命は2~3歳しかあり
ません。そこでおかしくなった細胞が増えないようにするものが必要でし
た。それが②免疫力です。
そして私たちの体の中は、たえず③火炎状態にあります。この火炎が
大きいほど、実は病気の細胞が増えてしまいます。
一般に困難を乗り越えようとすればするほど、火炎が起こります。
以上の3つを調べる方法をまとめて自己防御力診断と名付けました。
そんな20年間におよぶ私どもの医療が、取材記事として少々でること
になりました。ご一読されますと良く理解できると思います。
「統合医療でがんに克つ 11月号」(株式会社 クリピュア)
本日、10月30日発売です。