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堀口 裕

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医社)健翔会 堀口医院

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細胞内検査

[ テーマ: ブログ ]

2008年8月24日19:24:00

私は学校に通っていたとき、教官の講義をいつも最前列で聞いていました。

 

当時は、医療はどんな患者さんの病気でも治せると思っていました。

 

でも、臨床の現場に出てみて気が付いたことは、「医療にはまだまだ足りない

 

ところがある」ということでした。大半は私自信の勉強不足と、経験不足が患者

 

さんを治してあげられない理由なのですが・・・。

 

患者さんの病気が治らない理由は、人の体の一番大事なところを私達は診て

 

いないからだと思います。人の体の基本は細胞です。人の病気は細胞の病気

 

と考えていいと思います。ですから、病気が起こるか、起こらないか、あるいは

 

病気が治るか、治らないかは細胞に尋ねてみるべきです。しかし、いろいろ

 

文献を探していましたが、ルーチンで使える細胞の検査がありませんでした。

 

それで、私たちは十年がかりで細胞の元気を診る検査を作りました。

 

私は「新陳代謝評価スケール」と名付けたのですが、スタッフの皆は細胞を

 

診る検査なので、単に細胞内検査と呼んでいます。


細胞内検査その2

[ テーマ: ブログ ]

2008年8月25日19:28:00

細胞内検査を作るのに10年の歳月を費やしました。

 

細胞内検査は細胞の元気を調べる検査ですが、初めはいったい何を調べ

 

たらいいのか分かりませんでした。 細胞の中の1つ1つの物質を調べようと

 

したら全く気の遠くなる作業になりますね。

そうかと言って細胞の元気を表す未知の物質を今から見つけようとしても、

 

それは私には無理でしょうね。

 

そんなふうに悩んでいる時、ふと思ったんです。あまり難しく考えないで誰でも

 

分かるような方法があるはずだと・・・。

 

私達は、自然の中で暮らしているのだから日頃のありふれた、いつも目の当

 

たりにしていることの中にヒントがある、と思いました。結局行き着いた結論は

 

「人はご飯を食べて、水を飲んで、空気を吸って、それで元気よく働いて、元気

 

よく勉強して、元気よくスポーツして、人と楽しく会話することができる。やが

 

体の中に溜まった老廃物をトイレに行って排泄したり、汗や呼吸から排泄し

 

いる。」  細胞もきっと同じことをしているに違いない。そこから何を調

 

べきかを決めていったのです。

 

 


細胞内検査その3

[ テーマ: ブログ ]

2008年8月26日19:18:00

細胞の元気を調べるためには、3つのことが大切です。1つは細胞がご

 

飯を食べているかどうか。2つ目は、細胞にできた老廃物が細胞の外

 

排泄されているかどうか。そして3つ目は、細胞がエネルギーを作る

 

能力を十分に持っているかどうかです。1つ目の細胞が食べているご

 

飯には、糖脂肪、タンパク質、水、酸素、ビタミン、ミネラルなどたくさ

 

んありますが、も全部の物質を1つ1つ調べることは大変です。それ

 

で、ご飯を細胞にり届けているのはいったい誰なのか、を考えました。

 

それは、血管です。血管の中の血液に全てのご飯が含まれています。

 

だから血液循環、つま血行がよければ細胞には十分なご飯が届い

 

ていると考えていいです。

 

でも、細胞レベルの血行を調べる血流計は手に入りませんので、血液

 

した時の静脈血中に含まれる酸素量と二酸化炭素量を調べます。

 

素量が少なければ、そして二酸化炭素量が多ければ血行は悪く、ご

 

飯は細胞に届きにくいです。だから、細胞の元気は出ないのです。少し

 

短絡的ですが、日頃血行の悪い人は口からご飯を食べていても細胞に

 

は行き届いていないですね。毎日3度の食事をとっているのに、体に力

 

が出ない人は血行の悪い人と思っていいです。

 

血行の悪くなる原因、ワースト3は ① ストレスによる自律神経の緊張

 

② 筋肉のコリ ③ 血管の老化です。皆さんはあてはまりますか?

 


細胞内検査その4

[ テーマ: ブログ ]

2008年8月27日19:59:00

血液の中には細胞が食べる為のたくさんのご飯があります。ですから

 

血行が良い程、細胞の中へたくさんのご飯が届けられます。ご飯の中

 

には呼吸して取り込んだ時の酸素も混じっています。

 

空気の中には約21%の酸素が含まれていますが、この酸素がなけ

 

れば私達は生きていけません。でも、酸素がどうして必要なのかをち

 

ょっと考えてみましょう。

 

少し昔話をさせてください。私が小学生の頃までは、我家のお風呂は

 

の外にありました。当時は北海道に住んでいましたので、冬になる

 

とたくさん雪が降ります。それで冬の時期、お風呂に入りに行く時は

 

雪をかきわけながらお風呂場に到着するのです。浴槽はなぜか丸い

 

鉄製の釜風呂で、円盤状の木板を沈めてお風呂に入るのです。いわ

 

ゆる五右衛門風呂ですね。近所の家は皆そうでしたので特別不思議

 

なお風呂だとは思いませんでした。このお風呂を炊(た)くのが私の仕

 

事でした。まず小枝や木くずで火をおこし、それから薪(まき)をくべて

 

湯をわかすのですが、なかなか火がつかないのです。それでうちわで

 

一生懸命あおぐのですが順調に薪に火がつくまで長い時間かかります。

 

冬場は薪が雪で湿っているのでなおさら火がつきません。そんな大変

 

なお風呂でしたがとてもよく体が温まり、今考えると最高の入浴でした。

 

実は火をつける時のうちわであおぐ動作なのですが、これは酸素を吹

 

き込んでいた訳です。日頃台所で調理する時に使うガスコンロも火が

 

つく材料はガスだけれども、火が持続して燃えているのは酸素のおか

 

げです。人の体の細胞も酸素がなければいくらおいしい糖分や脂肪

 

分があっても持続して燃焼しません。だから細胞のエネルギーは作ら

 

れず、細胞の元気はでないのです。脳の細胞も、肝臓の細胞も、筋

 

肉の細胞もみな同じです。だから私たちがいつまでも元気に過ごせる

 

のは酸素のおかげと言ってもいいでしょう。


細胞内検査その5

[ テーマ: ブログ ]

2008年8月28日20:11:00

酸素がなければ細胞は生きられません。酸素のおかげで細胞は効率よくエネ

 

ルギーを作ってくれます。突然ですが皆さんは活性酸素という言葉を聞いたこ

 

とはありますか。世界中の研究者たちがこの活性酸素について調べています。

 

だいい分かってきた事は人のあらゆる病気を起こしたり、病気をどんどん

 

悪化させたりする原因になっている、と言うことです。その働きは体のあらゆる

 

物質をサビさせることです。外に出て紫外線にあたってシミや皮膚炎ができたり、

 

スモーキング肺病が起こったり、アルコールの飲みすぎで肝臓を悪くしたりす

 

るのも全て、活性酸素と結びついています。工場の煙そして車やジェットから

 

出る排気ガスも活性酸素が含まれているので世界中どこの美しい空も活性酸

 

素だらけです。ですから世界中どこでも病気がますます増えるのです。体の中

 

にできる活性酸素はタバコやアルコール、紫外線、気ガスもかなり影響して

 

いますが、一番の原因はストレスと過労です。これは心のストレスが大きく学

 

へ行ってても、仕事へ行ってても、それ以外の時間帯も強烈にのしかかってい

 

ます。心のストレスが長い間続くと体の中の交感神経という自律神経が強くなり

 

ます。するとからだ中の細胞に活性酸素が増えてきます。細胞の中にできた活

 

性酸素は細胞を破壊しながら自分の仲間を連鎖的に作ってしまいます。

 

活性酸素が増えるほど細胞は病気になってしまいやがてガンになったり、脳梗

 

塞になったり、糖尿病になったりします。以前、細胞が元気でるための2つ目

 

の条件として細胞の中の老廃物が消えていることでした。まさに活性酸素は細

 

胞にとって最も有害な老廃物なのです。そして実は性酸素のできる原因は細

 

胞のエネルギーを作るときに欠かせないあの「酸素」なのです。えっ!いったい

 

どうゆうこと・・・?


細胞内検査その6

[ テーマ: ブログ ]

2008年8月29日20:11:00

細胞の中にできる活性酸素は細胞を脅かす最も有害な老廃物です。でもその

 

活性酸素が細胞のエネルギーを作るときに必要な酸素に由来しているなんて

 

本当に驚きです。これはいったいどうゆうことなのか?。ガスコンロを点火した

 

ら火がつく材料はガスだけど持続して火がついているのは酸素があるためです。

 

人の体の細胞も酸素を用いることで持続してエネルギーを作ることができます。

 

しかし酸素はあるとき突然豹変して細胞をサビさせる活性酸素に変化します。

 

酸素はもともと物をサビさせる(果物や鉄など)性質がありますが、その性質が

 

更に強力になったのが活性酸素です。だから私たちの細胞はとても大きなリス

 

クを抱えながら酸素を使っているのです。それで人々は考えました。酸素の良い

 

ところはそのまま利用し、起こるかもしれない活性酸素の害は予防しておこうと。

 

最もよく知られているものはビタミンEとビタミンCです。ビタミンEはアボガドや

 

小麦胚芽に多くビタミンCはキウイや柑橘類に多く含まれています。世界の研

 

究者はもっと強力に活性酸素を予防しようとしてたくさんの物質を見つけだしま

 

した。でも人の細胞のサビ止めをしているもっとも重要な物質は自然界のおいし

 

い空気に含まれているマイナスイオンなのです。


細胞内検査その7

[ テーマ: ブログ ]

2008年8月30日17:40:00

細胞が元気で働けるためには、細胞の中の老廃物がきれいに掃除

 

されていなければいけません。細胞の中には2種類の老廃物が溜ま

 

ります。1つは活性酸素に由来する酸化物質です。これは細胞のあ

 

らゆるところをサビさせる性質があります。もう1種類の老廃物は酸

 

性物質です。これは二酸化炭素が代表的ですが、その他に乳酸と

 

いうのもあります。二酸化炭素といえばあの地球温暖化の原因物質

 

と同じものです。人も車も排泄される老廃物は二酸化炭素なのです

 

ね。乳酸というものは肩こり症の原因物質です。肩がこる時は筋肉

 

細胞の中に乳酸が溜まっている状態です。だから簡単に言えば乳酸

 

が溜まらないようにすれば肩こりは起きません。北京オリンピックが

 

終わって間もないですが、アスリートたちの筋肉細胞にもたくさんの

 

酸が溜まったに違いありません。もし乳酸をすぐさま取り除く方法

 

があったとしたらメダルをとれる可能性がめちゃくちゃ高くなるでしょう。

 

負けるはずのないアスリートが突然失速するのは、あまりにも厳しい

 

練習で乳酸の排泄が十分行われていないためです。


細胞内検査その8

[ テーマ: ブログ ]

2008年8月31日16:47:00

細胞が元気であるというためには、細胞はエネルギーを作らなければな

 

らない。細胞がエネルギーを作るときに酸化物質と酸性物質の2種類の

 

老廃物ができてしまいます。そしてこの老廃物がいつも掃除されていな

 

ければなりません。老廃物を溜めたままの細胞はエネルギーをつくらな

 

くなります。私が住んでいた北海道は、真冬になるとストーブが必要なの

 

ですが、中学生の頃までは薪(まき)ストーブでした。燃料である薪を山

 

奥から切り出してきて専用の小屋に蓄えておいて使います。薪をストー

 

ブにくべていくとやがて燃えカスである灰がストーブの中に溜まります。

 

灰がストーブ一杯に溜まったままでは、次の薪をくべようとしても灰が邪

 

になってうまく入りません。ストーブからシャベルで灰をかき出さないと

 

いけません。細胞の中もこれと全く同じです。燃えカスである老廃物をか

 

き出さないといけません。細胞の場合たいていは自動的に老廃物が排

 

泄される仕組みになっています。でも極端に老廃物が細胞に溜まってし

 

まうことがあり、それが繰り返されて細胞は病気になってしまいます。

 

酸性と酸化の老廃物を掃除する仕組みは2つです。1つは血液循環が

 

良くて老廃物を体の外まで運んでくれること、もう1つは電子を与えるこ

 

とです。その電子の与え方はさらに2つです。1つは食事から、、もう1

 

つは空気中のマイナスイオンです。そして食事の電子とマイナスイオン

 

の持つ電子は連動して働くのです。