2015年4月5日20:53:00
No.650
歩ける方は、是非歩きましょう。全身の血行を促すために、ゆっくりと歩き、
そして二酸化炭素をはき出し、酸素をしっかり取り込んでください。
血行障害に伴う酸素不足は、癌の発生に強くかかわっています。
血行障害のきっかけは自律神経の緊張です。それがもとでわずかな血行
障害が起こり、さらにそのために筋肉の凝りが起こり、ひどい血行障害に
なります。一度発生した癌については、酸素供給を急いでみても、直に癌を
抑えることはできません。しかし、新たな癌の発生を遮断するためには、
酸素供給を回復しておくことが必要です。
還元電子治療も自律神経の緊張緩和と筋肉の凝り解消に、大切です。
可能な環境にある方は是非お続け下さい。
ところで春先は気候変動のために、勝手に自律神経の調子が悪くなり、
血行障害や肩こり・腰痛が出やすいです。また免疫力も低下します。
まず睡眠を十分に取る、身体を冷やさない、緑黄色野菜・蛋白をしっかり
摂って下さい。可能な方は免疫機能を維持するためにグルタミン補給を
続けましょう。
2015年4月16日17:14:54
No.651
癌の細胞も、生きている細胞ですから、生きるためにはご飯を食べなけれ
ばなりません。その中でも”糖分”は、癌細胞にとって好まれるご飯です。
正常細胞が、ある時間に1個の糖を摂るとき、癌細胞は10~15個ほど
の糖を摂ります。その性質を利用してPET-CT検査が行われています。
目印を付けた糖を注射して、暫くすると癌のあるところほど、目印の付いた
糖が集まってきます。そこをCT写真に写す。
さて、そうしますと、通常糖を沢山食べますと、癌細胞を育てるようなもので
すから、糖を制限するべき、という考え方があります。
また糖尿病では常に高血糖ですので、糖尿病のコントロールを良好にする
方が良いというのも分かります。
しかし、癌細胞は食餌での糖の存在だけでなく、他にも生きるために様々な
工夫を行っています。究極はオートファジーというシステムを使って、癌細胞
の中の蛋白を分解してエネルギーに変え、生き延びようとします。
結局、食事で糖があってもなくても、いろいろな生き延びる方法を使って、
生きていきます。
実は、食事で糖を沢山摂った場合、体内に”炎症”が起こりやすくなります。
あるいは脂肪など油をとっても、体内で糖に変化するなら、炎症を起こし
やすくなります。炎症は癌細胞の増加を誘導します。
そのようなことから、糖や脂肪の摂取は、可能な範囲で抑えることが望まし
いと思います。ただ食べない!という方法は避けるべきです。
何故なら病気に勝つことはできませんから。