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2010年3月1日18:52:00
時々ガンの患者さん、特にとても状態のわるい患者さんを診療することがあり
ます。一般的にはガンという病気の良し悪しは、血液の腫瘍マーカーというのを
調べたり、CT検査やMRI検査、超音波検査で腫瘍の大きさを評価することで
判断します。しかしこれらに結果が現れるのは、ある種の治療を施してから少な
くとも一ヵ月や三ヶ月かかります。でもそれでは結果が良ければいいけれど、
結果が悪ければその時から治療法を組み直しても既に遅いことが多いです。
せめて一ヵ月以内に、できれば二週間程度でその治療法の適正を判断しなけ
ればなりません。これを可能にしたのが細胞内検査、つまり新陳代謝評価
スケールです。多くの患者さんがこの検査を受けて頂き、一日も早く元気になら
れることを願います。
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2010年3月4日19:52:00
体の調子がいいと実感するのはどんな時かといえば、もちろん細胞の元気が良
い時ですが、とりわけ免疫細胞の元気が良い時です。免疫細胞が元気だと病気
になりにくく、不意な怪我をしても直ぐ治ります。免疫細胞の中でもNK細胞という
リンパ球がおりますが、この細胞の元気がもっとも重要です。NK細胞が元気だと
体に炎症が起きず、炎症のない体はいたるところの臓器細胞が元気なのです。
体中の細胞が元気だと人は調子がいいと感じます。NK細胞は気力が低下して
いる人ではその元気がなくなっています。あるいはずっと過剰な無理をしている
人もその元気が低下しています。確かにガンになった人も調べるとNK細胞の元
気は低下しています。でもガンだから低下したのではなく、NK細胞の元気がなく
なったからガンの病気になったのです。NK細胞には弱点があります。肩こり症
の時に筋肉細胞に溜まる乳酸にすこぶる弱いです。ですから筋肉の凝りのある
ところは免疫力も低くなってガンが起こりやすいかもしれません。事実乳癌の人
はそれができた近くの背中の凝りがひどいですし、膵臓癌の人はその真後ろの
筋肉の凝りが著しいです。ですから「ガンは凝りから起こる」といってもいいくらい
です。この凝りをとってNK細胞の元気をつけるのに還元電子治療はとても有効
です。
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2010年3月5日19:47:00
時々講演で使う例題なのですが、次のうち一番重大な病気になりやすいすい
のはどれか、という質問です。
1. 常に多忙ではあるが、体に不調も感じられず、ここ10年間では風邪も引いた
事がない。今年定年退職です、ヤレヤレです。
2. いつも体の調子が悪く、何かと病院にお世話になることが多いのです。
3. どこも調子は悪くないが、定期的に健康診断は受けています。
統計はとってませんが、私の診療経験では答えは明らかに「1」です。重大な病気
になるというのが最大のポイントです。それは、もう間もなく定年退職を迎えること
にあります。常に多忙でしたから、脳の自律神経のバランスがみだれやすく、交感
神経の緊張が強くなって、それがず~と続いていたと思います。こうなると、体中
の血管が縮んで血液循環が悪くなってしまい、いわゆる細胞の新陳代謝は悪くな
り、細胞の元気が低下していつでも病気が起こる状態になっています。でも心身の
ストレスでおこる交感神経の緊張は、全くバランスとしては悪いのですが、病気
に負けまいとする免疫が強く発動されることが多いです。そのバランスの悪い免疫
の高まりが、一応細胞が病気にならないようにガードしています。ところがやっと
定年退職だ~~、ヤレヤレ。と感じた途端、バランスの悪い免疫の高まりは、その
高まりすら外れてしまい、ただのバランスの悪い免疫に落ちてしまいます。
するともうとっくに体の細胞の元気はなくなっているのですから、それを守る免疫
すら無くなった今、病気が一挙に大きなうなり声をあげて飛び出してきます。
ではどうしたらよいでしょう。日頃、体を沢山使うならそれに見合うだけ体をピカ
ピカに磨きながら生きていくことです。10年後も20年後も本当に健康であるため
には、いま体の手入れをしていくことです。そう思って還元電子治療を作りました。
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2010年3月9日10:16:00
最近還元電子治療をしているけど、高血圧になったり肩こりがひどくなるのは
どうしてか、という質問が多いです。これは気候の変わり目の影響です。
今はいわゆる春先で気温、気圧、湿度、風向き、寒暖の差が短い時間で色々
に変化します。これは自律神経のバランスを崩しやすく、というよりも交感神経
が著しく緊張して血管を収縮するで、血圧の上昇をおこします。また血行が悪く
なるので全身の筋肉の酸素欠乏を起こし、酸欠では筋肉に乳酸やピルビン酸
などの酸性物質が溜まって筋肉のこり、すなわち肩こりをおこします。
あと重大な症状は体のイライラ、体の元気はないけれど言葉の響きは大きめ
になり、また気力の低下が起こります。気力の低下は全身の細胞に老廃物が
溜まって起こるのと免疫力の低下でおこります。こんなときこそ還元電子治療
をして、できればいつもの両手治療よりも片手治療がよいでしょう。
入浴は少しゆっくり目で、睡眠を十分とりましょう。サプリメントはグルタミンを
多くして下さい。
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2010年3月10日12:29:00
昨日、一昨日と全国のあちこちで大雪が降って大変寒くなりました。こんなとき
細胞の元気はどう変化するのでしょうか。さぞかし皆さん、寒くて血行がとても
悪いと思いましたが、さほどの変化はなく、ちょっと悪いかな~といったところ
です。では何が起こっていたかといえば、体の酸性体質が深刻になり、それに
少々の酸化が加わっていたことでしょう。体の酸性体質とは、体に水素イオン
が多くある状態です。水素イオンといえば何だか面倒くさい感じでしょうが、水素
イオンを電子を運ぶワイヤーとおもえばいいです。電子が体の、細胞の掃除を
するタオルまたは、ほうきです。その電子を体の隅々まで引っ張っていく、牽引
していくのが水素イオンです。水素イオンをそのままに遊ばせておくから悪者
に見えるが、電子を運ぶ仕事をさせてあげるならとっても働き者です。
ところで、なぜ大雪のとき体が酸性に傾いたかということですが、大雪ではなく、
気圧、湿度、気温、風の勢いで大気ネガティブイオンよりポジティブイオンが
とても多くなっていたからでしょう。ポジティブイオン?その中身は水素イオン
です。
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2010年3月13日18:26:00
病気を治したいという気持ちは、患者さん本人にも医療スタッフの人にもあるの
ですが、なかなかスムーズに改善しないことが多いです。何故?という思いが
いつも起こるのですが、それはやっぱり病気の起こる根元をしっかり見てない、
治療してないということに尽きると思います。すでに目の前に病気があることに
対して行う対症療法、病気が二度、三度と起こらないようにするための根元の
治療、この両方が病気を治すときには必要で、どちらが欠けてもダメです。
私は「治るための医療」を真剣に作っていきたいです。とても時間がかかること
でしょうが、やらなければなりません。私一人では幾らのこともできませんので、
多くの方をお誘いしようと思います。早く、「こんなに元気になったよ」という声
が世界のあちこちから聞こえてきたらいいですね。
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2010年3月15日18:43:00
病気のでる、でないは自律神経のバランスをいかに保つかにかかっています。
自律神経のバランスを揺さぶるのは心身へのストレスと過労、大気汚染、気象
変動、静電気帯電です。例年11月から2月までは空気の乾燥で体に静電気が
たまります。また3月から5月までは春先の激しい気候の変動によって自律神経
のバランスが崩れます。ただ自律神経がバランスを失うというと聞こえは良くあ
りませんが、そもそも自律神経系は様々な外来の刺激によって体が倒れない
ように体を支えようとするありがたい反応です。問題はその影響が大きすぎて、
また次々と止むことなく刺激が繰り返されることで、自律神経のバランスが取れ
なくなってしまうことです。ですから自律神経のバランスを失わないように今ある
自分自身の受け入れ能力も考えながら対処していくことが大事です。それでも
それほど社会は甘くないかもしれません。個々人の許容オーバーなど関係なく
やって来ます。そんな時この自律神経系のバランスをいかに速やかに回復させ
るか、を目的に作ったのが還元電子治療です。
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2010年3月17日13:36:00
春先は本当に病気が多い時期です。帯状疱疹(ヘルペス)や盲腸の痛み(虫垂
炎)ほかにも花粉症、、喉や鼻の風邪、肩こりによる頭痛やめまい、発熱、
気分不良、アクネ、極めつけは五月病(気分の落ち込み、気力低下)など一杯
です。わたしはこれらの病状の大半は激しい気候の変動(晴れと曇り・雨、気圧
の上下、気温と湿度の上下、風の強弱)によって自己防御力が低下するためと
思っています。
自己防御力は自分で自分の体が病気にならないようにするための力のことで、
これには①細胞の元気のよさと ②免疫力の丈夫さからなっています。これら2つ
ともがダメになったので上述のような症状がでるのです。そのメカニズムは気候
の激しい変動が人の中枢性と末梢性の自律神経バランスを壊してしまうから
です。3月4月5月はゆっくりと睡眠をとり、還元電子治療をしましょう。
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2010年3月26日20:39:00
昨日は大変お忙しいところ、京都Conference に全国からご参加頂きまして心か
らお礼申し上げます。「治る医療」というものを真剣に様々な分野の先生方で討議
できましたことは、とても意義深いものでありました。私たち医療従事者は人々に
対して、あるいは病気になられた方に対して根本的に何をなすべきなのか、それ
を今回はさらに明確に出来たと思います。もし病気になったなら、対症療法はとて
も大事です。でももっと大事なのは、いかにして自分に病気を治すだけの力をつけ
るかです。でもそれは10人の患者さんがいれば10人ともその力の程度は異なって
いますし、使う治療法も異なります。今与えられている治療法だけでは対処しきれ
ないです。時に新しい分野の治療方法も、あるいは民間的な方法も必要となる
場合もあります。目指すゴールは患者さんにとって「治る医療」です。そしてそれは
たとえ根治不可能と分かっていても、元気で楽しく!生きている満足感が一日でも
長く続けばそれでいいと思います。もし患者さんにお願い事をするとしたなら、本当
に治したいと思うとき治療の選択を間違えないことと、「何くそ!精神」を発揮する
ことです。
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2010年3月31日20:48:00
昨日は朝霧高原にて診療をなさっている先生にお会いしました。先生は人を
病気から救うためには、最初から病気にならないことが大事と説き、それには
なによりも予防医学が大切といっておられました。そしてそれには都会での
診療では本当の健康は作れないと思われ、先生ご自身から率先して自然の
豊かな環境に身をおかれました。そこは水や空気がきれいで、本当に緑の豊富
な、なによりも自然を肌で感じる富士山の麓でした。ご自身のポリシーをもたれ、
徹底した医療を実践している姿にとっても感動しました。先生、ありがとうござい
ました。