2018年4月10日15:23:51
No.752
様ざまな病状を持っている患者さんから、沢山のことを学びます。
私はこれまで、病気がでると、”病気とは何とも悪い奴だ”、
そう思っていました。
しかし長く患者さんの様子を聞いたり診たりしていますと、
病気とは、人が生きることを続けるために、やむを得ない措置なのだ
と感じます。
たとえば脳卒中や心筋梗塞が起こる根源に、血管の動脈硬化症が
少なからずあります。
動脈硬化症も病気ととらえることができますが、ひどくなると血管壁に
カルシウムが沈着して石灰化し、血管がとても硬くなり、本来の血管
の弾力性、伸縮性がさらに失われます。
一見すると、とんでもないことですが、こうすることで私たちは生き
のびることができます。
血管が動脈硬化症になるとき、血管壁はとてもひどい炎症を起こし
ています。もしそのままにしておいたら血管は破れ、大出血を起こし
、おそらく命を失ってしまうことでしょう。
しかし血管壁に炎症を鎮めるべくカルシウムがやってきて、血管壁
を頑丈に補強してくれるために、大出血をしないですむのです。
カルシウムが血管壁にくっついて硬い血管になることは、生体と
しての本意ではないものの、生きるためにやむを得ない究極の
措置なのです。すなわち生体の合目的的措置なのです。
そこで私たちは動脈硬化を確認したら、命を奪われないうちに
急いで対策をたてるべきなのです。
そして癌もまた、同様のことが起こっているのです。
2018年4月16日13:36:34
No.753
昨日(4/15)は第10回還元電子医学の会勉強会に沢山の皆様方の
ご参加を頂きました。心から感謝申し上げます。
また前日の懇親会からご参加の方には、ご遠方のところから
お越し頂き、本当にありがとうございました。
一生は長いようで短いです。たかだか生きてみても100年です。
同じ生きるなら健康で楽しく、が良いのではないでしょうか。
これからも一緒に学び、いつまでも健康で過ごされること、心から
願っています。
健康であるためには、そのための力をつけることが必要です。
それが自己防御力であります。
その力無しに健康を維持することはできません。
また病気の方は、再度丈夫な自己防御力を手に入れること以外、
病気を克服することはできません。
自己防御力を良くする方法はさまざまです。
ただ、できるだけ早く回復するために可能な方は、日頃から
還元電子治療を実践して下さい。
また次回勉強会で皆様とお会いできること、楽しみにしております。
2018年4月22日18:38:30
No.754
多くの患者さんの診察から、癌の始まりは、血行不良に違いないです。
その原因は①自律神経の緊張と②筋肉の凝りです。
筋肉の凝りは自律神経の緊張に由来するものと、仕事などで意識の
集中により息こらえが続くためです。息こらえでは呼吸が浅く、
取り入れるべき酸素が少ないのです。いわゆる酸欠です。
酸素欠乏で筋肉に乳酸が溜まり、筋肉が硬くなります。
そして血管を圧迫します。
血行不良で最も問題になるのは、酸素欠乏です。
著しい酸素欠乏の細胞が癌細胞に化けることになります。
そのため出来上がった癌細胞は、酸素無しに生きる方法を選びます。
正常細胞は酸素無しには活動できませんので、そこが癌細胞の特徴
です。
癌細胞は酸素無しに活動するのですが、肩こりの筋肉と同様に
乳酸がたまります。乳酸はとても酸性が強いので、癌細胞は
酸性体質の細胞なのです。
2018年4月29日21:47:15
No.755
癌になる細胞は、血行不良で酸素欠乏になり、細胞内に乳酸が溜ま
ることが特徴でした。
実は、このことが癌を阻止できない理由になっています。
免疫細胞は乳酸という物質、または酸性という性質にとても弱いと
考えられます。
過去に人のNK細胞に乳酸濃度を増やしていくと、NK細胞の元気
(活性)がとても弱くなったのです。
また癌のきっかけになっている血行不良に際して、筋肉の凝りがかなり
関与していますので、筋肉の凝りのもとである乳酸の蓄積が、さらに
NK細胞の元気を落とすことになっています。
癌の乳酸、そして凝りの乳酸、その両方で免疫は全く元気がでません。
さらに免疫細胞は血液循環を大きなパトロールの手段にしています
ので、血行不良そのものが、免疫細胞の働きを阻止しています。
まずは血行不良を改善し、せめて筋肉の凝りを解消することが重要
です。
そのためには、①散歩・深呼吸、②41℃の入浴、③十分な睡眠、
④ガンマアミノ酪酸・ビタミンB1の摂取、⑤還元電子治療、
⑥マッサージ、⑦温熱治療、⑧体操・気功、その他、できるものから
実施して下さい。
時間がかかりますが、決して諦めてはいけません。