[ テーマ: ブログ ]
2008年9月10日20:10:00
自己防御力は人が病気にならないための力です。既に病気になってい
る時にはその病気を治すための力です。ですから自己防御力が弱いと
誰でも病気になるのです。当たり前のことですが、子供はとても年齢が
若く、老人はとても年齢が高いです。でも病気になる時は自己防御力が
弱くなって起こるのですから子供も老人も病気になるときは共に自己防
御力が低下しています。子供と老人の間に病気のなりやすさに差があ
るとすれば、それは平均的に子供の方が自己防御力が高いからでしょ
う。ところで自己防御力はどんなことに影響されるのでしょうか。自己防
御力の中身は細胞の元気と免疫力でした。ですから細胞の元気と免疫
力を低下させる事柄ということになります。それで1つは過労とストレス
です。これには心理的なものと運動を含めた肉体的なものとあります。
もう1つは環境汚染(空気の汚れと水、土壌の汚れ)です。私の診察室
には時々アトピー性皮膚炎の子供さんが来ます。お母さんに聞くと生後
半年目から少しずつ皮膚炎が出始めたそうです。では生後半年目の子
供さんにどんなストレスと過労があったというのでしょうか。