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2008年9月9日19:50:00
人の体は60兆とも100兆とも言われる膨大な数の細胞で作られています。
それで人が病気になる時はこの細胞が病気になるのです。ですから肝臓
病の人は正確には「肝臓の細胞の病気の人」と言わなければなりません
し脳の病気の人は「脳の細胞の病気の人」と言うべきでしょう。からだ中の
全ての細胞が元気だったら病気にはなりません。しかしいくら元気な細胞
であっても外から侵入して来るバイ菌やウイルスあるいは異物(排気ガス、
ばい煙、粉塵など)によって壊されないためには、何らかの防御壁あるい
はバリアが必要です。私達のからだの全ての細胞を守っている防御壁が
免疫力なのです。免疫力が丈夫であれば細胞の元気は維持され、万一
細胞の元気が低下した場合であっても免疫力が丈夫であればなかなか
病気は発生しません。ここで一つの結論をだしますが、細胞が元気で、
かつ細胞を守る免疫力が丈夫な人を「自己防御力の強い人」と呼んでい
ます。そのように私は名付けています。そして自己防御力の強い人こそ
が、病気になりにくい人であり、病気の人はその病気を治しやすくなりま
す。医療にはさまざまな検査と治療がありますが、からだの健康をつくる
特効薬は自己防御力しかなく、それを引き出すことができるのはその人
自身だけなのです。