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2008年9月4日21:40:00
慢性的に体に乳酸が溜まっているのは、たぶん日頃から運動してい
ない私たちの方でしょう。それは全身の筋肉のコリ、簡単にいえば肩
こり症が乳酸の蓄積状態です。運動をしている、していないにかかわ
らず私達は日頃からひどい肩こり症に悩まされています。肩や首、背
中の筋肉に乳酸が溜まり、血液の中にも乳酸が増えてくると免疫力
はとても弱くなります。ですから肩こり症の人は免疫力が下がって風
邪を引きやすかったり、時にガンになることも考えられます。私の経
験から肩こり症の人に免疫力が低下するもう一つの原因があります。
筋肉に乳酸が溜まると筋肉が硬くなります。硬くなった筋肉は周囲の
血管を圧迫します。すると血行が悪くなるのですが、そもそも免疫細
胞というのは血管の中をぐるぐるぐるぐると回っていますので血行が
途絶えると血管の中は老廃物だらけになり、免疫細胞は老廃物まみ
れになります。そのため乳酸だけでなくたくさんの老廃物と遭遇した
結果免疫力は低下します。そもそも血行が悪くなると、なぜ血管の中
に老廃物が増えるのでしょうか。それは血管が全身の細胞からの老
廃物を排泄するための管でもあるからです。統計的に乏しい話ですが
乳ガンや肺ガンの患者さんに病気になるもっと前から肩や背中のコリ
があったかどうかを伺うと、なぜかあったという答えが多いです。私は
肩こりこそがあらゆる病気を起こす始まりではないか、と考えています。
ところでなぜ人はそんなにも肩こりが起こるのでしょうか。