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2008年9月3日21:06:00
皆さんは日頃運動をしていますか。体を適度に動かすことは免疫力に
とってたいへん良いことです。しかし激しい運動をしなければならない
時は免疫力はとても低下しやすくなります。軽い運動も激しい運動も、
運動には変わりないのに免疫力は全く反対になります。これはどうして
でしょう。一番大きな理由は体に乳酸が溜まることです。乳酸は酸素不
足の体になればなるほど溜まってしまいます。ですからほとんど呼吸の
しない100m走では極端に乳酸が溜まり、十分呼吸が整えられるマラ
ソンでは乳酸の溜まり方が100m走より少ないです。しかしマラソン選
手は長時間乳酸の溜まった状態で過ごしているので、免疫力は低下し
やすいです。実は免疫細胞は乳酸にはとても弱く、免疫力が落ちてしま
います。乳酸は酸性の疲労物質ですが、乳酸だから免疫力が落ちるの
か、酸性の性質のため免疫力が落ちるのかははっきりしません。いず
れにしても乳酸の蓄積は人の体の免疫力を低下させ、風邪を引きや
すくしたり、ガンを起こしやすくすると思います。私は時々スポーツ選手
の中に筋肉りゅうりゅうで、腕力が強く、鉄の棒まで軽く折り曲げてしま
うような人が、年齢若くしてガンや白血病になってしまうのを耳にする時、
随分と乳酸の蓄積があって免疫力の低下がひどいのだろうと想像しま
す。見た目の体の丈夫さと実際の免疫力の強さは全く一致しないのです。
それでは多くの方は「自分は激しい運動をしていないし、筋肉りゅうりゅ
うでもないしきっと乳酸は溜まってない。だから免疫力は落ちないだろう。」
と思ってしまいます。でも本当に乳酸が溜まりやすく免疫力が落ちるの
はスポーツをしていない私達なのです???。