[ テーマ: ブログ ]
2008年10月16日19:01:00
病気を治すためにはどのような種類の病気であっても免疫力が必要です。ある
時大腸ガンになられた患者さんが私の診療所を訪れ、「私の免疫力はすごく高
いのにどうしてガンが治らないのだろうか」と言われました。話を良く伺ってみる
とNK細胞の強さが50パーセントあると言うことでした。NK細胞は確かにガンを
攻撃する細胞であり、その強さが35から40パーセントあれば十分な強さです。
しかしこの患者さんの持参されたその他のデータを確認したところNK細胞の数
は60個(血液1立方ミリメートルあたり)でした。本来なら120個以上は欲しいと
ころです。つまり病気がなんであれ、丈夫な免疫力をつけるためには免疫細胞
の力強さと免疫細胞の数が大事なのです。もっと言えば例えばガンをやっつけ
る免疫細胞には幾つも種類があり、全ての種類の免疫細胞が力と数の両方を
高めていなければなりません。参考までに、NK細胞以外に細胞障害性T細胞,
マクロファージ,LAK細胞などの免疫細胞があります。私たちの研究テーマであ
る還元電子治療はエイズの臨床試験結果やその他の試験結果から免疫細胞の
力と数の両方を高めると考えられます。丈夫な免疫力は病気を治す上で極めて
大切な要素であり、臨床的に還元電子治療は無くてはならない存在になります。