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2008年10月11日16:55:00
長い間患者さんを診ていますと病気を治すためには、いったい何が必要なのか
が分かってきます。例えば骨折した人にとっては、手術がいらない場合なら安静
とその後のリハビリが必要でしょう。またお腹の手術をした人にとっても安静とそ
の後に体を動かすことが必要でしょう。また脳梗塞と後遺症が起こったらやはり
安静とリハビリをするでしょう。他の内臓の病気もそうなのですが、最も早く病気
を治す方法はその患者さんの自己防御力、特に免疫力を高めることです。多くの
方は免疫力と言えばウイルスやガンを攻撃するイメージだと思いますが、実際は
それ以外に体の傷ついた部分を治す,修復する力も免疫力なのです。患者さんを
診てみますと、免疫力の丈夫な人ほど何かの手術を受けてもいち早く退院して
帰ってきます。それと関連したことですが今鳥インフルエンザが話題になってい
ます。数年前はサーズが話題でした。どちらもウイルスですが、これからも永久に
少しずつ型の違うウイルスが誕生し人類に恐怖を与えるでしょう。それで私達は
何をすべきか、何を後世に残すか、を考えなければなりません。もちろんワクチン
やウイルスを撃退する薬が必要ですが、どんなウイルスにも対抗できるのはその
人の丈夫な免疫力しかありません。たとえ感染しても生き延びるチャンスは免疫
力を常に高めておく、もっと言えば自己防御力を高めておくことなのです。その意
味で還元電子治療は自己防御力を高めるために最も大切な治療法なのです。
それを支持しているデータが先日ご紹介のエイズに対する論文だと思います。
お時間のある方はご覧なってください。
医学雑誌名: 化学療法の領域 10月号 Vol.24 No.10 2008
題 目: HIV/AIDSに対する還元電子治療成績
出版社名: 株式会社 医薬ジャーナル社