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2008年10月14日19:42:00
体の中にサビを作る活性酸素には体の中でできるものと、体の外から入ってくる
ものがあります。体の外から入ってくるものの代表例はタバコの煙でしょう。もち
ろん他の大気汚染物質にも含まれています。でも一番注意すべき活性酸素は細
胞の中で発生します。活性酸素のおおもとは酸素ですので、呼吸で取り込んだ酸
素が細胞の中に入り込んでいった時その一部が活性酸素に変化します。私達は
細胞を採取して細胞の中のサビ具合をみるのですが、サビの多い人も少ない人
もいてまちまちです。すなわち活性酸素をうまく消せている人と消せない人がいる
と言うことです。今まで私は細胞の中の活性酸素が多い時、それは細胞の中に
原因があると思っていました。でも私共の研究から細胞の中のサビが多くなるの
は、血液循環すなわち細胞一つ一つに栄養や酸素,水を送り届けている血行が
悪いためであると分かりました。確かに細胞の中は活性酸素を消すためにとても
工夫されたシステムを持っています。例えば細胞に取り入れた糖分を分解する時
ついエネルギー作りのことだけ考えてしまいますが、分解の途中で活性酸素を消
すための電子を放出しています。その他に酵素やミネラル、ビタミン、アミノ酸など
が活性酸素を消すための働きをしています。でも活性酸素を消すための電子の
供給は血液循環によって行われています。ガン患者さんは、細胞の中のサビの
発生が多くなっており、だから正常細胞がガン化細胞に変化してしまうのですが、
ガン患者さんはほぼ全例で血液循環が悪いです。血液循環が悪いので細胞の中
の活性酸素が消えにくいのです。還元電子治療は細胞レベルでの血液循環を良
くすると共に血液の中に豊富な電子を供給する治療です。