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2008年12月19日18:46:00
少し前に91歳になる患者さんに細胞内検査を受けて頂きました。細胞内
検査は病気になりそうな体かどうかを判断するのにとても有用です。その
方は35点満点中21点でした。平均点数が22点ですので21点はちょうど
平均並みになります。ですから病気も平均的に起こりやすくもあり、起こり
にくくもあります。ただ平均点数22点の集団の平均年齢は約40歳でした。
そう言う目で見ればその患者さんは年齢は91歳だけれど細胞の元気度は
40歳並みとも言えるのです。ですから元気なのだと思います。もちろんそ
の患者さんが40歳の方と同様に走ったり、頭を使ったり、仕事をしたりす
ることはできません。そんなことは内容によっては一分たりともできないと
思います。確かに90歳にもなれば体力の衰えはあります。ただ体の細胞
をいたわったり、磨いたりすることで細胞のエネルギー作りは若い方に負
けないくらいのレベルに持っていくことができ、結局それが続けば元気で
長生きすることができるのです。そしてどんなに高齢化社会になっても元
気な大先輩の知恵や技術が社会に生かされていけば、その国はとても
反映することができると思います。