[ テーマ: ブログ ]
2011年10月8日19:24:00
もし誰かが風邪を引くとすれば、それは風邪のウイルスだけが原因ではなく、
自分の自己防御力、つまり「病気にさせないぞ!という力」も
明らかに弱っているはずです。
この自己防御力に直に最も悪い影響を与えるのが、実は
”筋肉のひどい凝り”です。首や肩や背中や腰の・・・。
殆んどの方は、そんなことぐらい誰だってあるでしょ、と思われるはずです。
そうです。そんなこと、誰だって多少なりともあります。
でも病気の原因は、とっても身近で、誰にでも起こりうる、
そんなところにこそあります。
外来で、患者さんに「肩こりはありますか?」と尋ねると、
半分くらいの方が”ない”と答えます。
でも実際に肩を押してみますと、「ああ、そこ、そこですね。」
そう言われる方がほぼ全員です。
あるいは筋肉の硬さを調べる”筋硬度計”でみてみると
異常に高い数字がでます。
つまり、もはや肩が凝っているという感じを超えているのです。
私は外来で患者さんを診てきまして、ひどい筋肉の凝りこそが、
病気の起こる場所を決定づけていると思っています。