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2011年7月4日18:12:00
昨日は”つくば”での講演にお邪魔しました。
お暑いのに、また日曜日の貴重なお時間にもかかわらず、
おおくの方が来場され、お会いできましたこと、心から感謝いたします。
私が細胞内検査を作るに至ったのは、実は綿密に計画されて実行したもの
ではありません。外来で患者さんを診察している内に、患者さんの問題点を
解決するために必要にせまられて一つ一つ出来ていったのです。
最初は赤血球細胞の酸化度(サビを起こす物質の総量)をしらべ、
次に細胞の酸性度を調べました・・・・。
でも本当に最初に赤血球細胞の中を調べた物質は”糖の濃度”だったのです。
おおくの患者さんが言うのです。糖尿病で体調が悪い。血糖値はいいのに。
そこからです。糖尿病のコントロールが良いのにどうして、体調わるいのかな?
というより、糖尿病が本当に良くなったとするなら、薬を止めてみたら!といって
止めると必ず血糖値悪くなる。どうして?
そもそも”糖”って何?
糖は細胞で元気を作る時の材料ですよね。
といことは体調が悪いのは細胞の中で糖が燃えてないかも?
血液の中と細胞の中では本当は糖濃度の良し悪しが違うのでは?
そこで赤血球細胞の糖濃度を調べたら、糖尿病の人では健康な人の何倍も
糖濃度が高かったのです。ああ、糖が燃焼していないのだと・・・。
じゃ、何故燃えないのか?
細胞の中に糖が燃えるのを邪魔しているものがあるはず!