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2009年12月1日21:20:00
病気は誰にでも襲ってくるものです。でもいったいどんな人が、そ重大な病気に
なり易いかを考えてみると、一つの共通点があげられます。それは定年退職
直前または直後です。苦労して勤め上げた会社ももうこれで終わり、あとは
ゆっくりと自分の好きなことを思い存分やるぞ!といっていた矢先に取り返しの
つかない病気になることが多いのです。私がいままで経験した患者さんの病気
でいえば、慢性リンパ球性白血病、腹膜粘液ガン、肺ガン、骨髄異形成症候群
など沢山あります。どうしてでしょうか。そもそもそれらの病気は定年時期に合わ
せて、その時に起こったわけではありません。長きにわたって何年も病気の準備
がなされてきたのです。そのことに気がついていなかったのです、というよりも
体の調子が悪いな~と思うこともたびたびあったのだけれども、何れか先、
そんな大変な病気に発展するとは思わず、具合の悪さをやり過ごしてきたの
です。ですから自分は病気になったりしないという過信からでしょうね。実際
は体が、細胞が苦労を重ねて悲鳴をあげていたのです。
でもどうして定年退職ごろに重大な病気になるのでしょうか・・。