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2008年8月24日19:24:00
私は学校に通っていたとき、教官の講義をいつも最前列で聞いていました。
当時は、医療はどんな患者さんの病気でも治せると思っていました。
でも、臨床の現場に出てみて気が付いたことは、「医療にはまだまだ足りない
ところがある」ということでした。大半は私自信の勉強不足と、経験不足が患者
さんを治してあげられない理由なのですが・・・。
患者さんの病気が治らない理由は、人の体の一番大事なところを私達は診て
いないからだと思います。人の体の基本は細胞です。人の病気は細胞の病気
と考えていいと思います。ですから、病気が起こるか、起こらないか、あるいは
病気が治るか、治らないかは細胞に尋ねてみるべきです。しかし、いろいろ
文献を探していましたが、ルーチンで使える細胞の検査がありませんでした。
それで、私たちは十年がかりで細胞の元気を診る検査を作りました。
私は「新陳代謝評価スケール」と名付けたのですが、スタッフの皆は細胞を
診る検査なので、単に細胞内検査と呼んでいます。