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2011年11月15日20:40:00
私の自己防御力診断の話の中に「炎症の鎮静化」というのがあります。
これはちょっと理解し難い話と思いますが、
結論として「炎症は病気を拡大する」と理解して下さい。
ですから”炎症”の強い体では、もし何らかの病巣(病気の起こっているところ)
があると、病気がどんどん進んで、体の容態が悪くなります。
どうして炎症が起こる場合があるのかといいますと、
通常は免疫力を高めようとする反応と考えてよいと思います。
この免疫力を高める意味には3つあります。
一つめは免疫力がとても弱いので高めようとする
二つめは免疫力は丈夫であるが、しかしもっと高めようとする
三つめは故意に免疫力を高める操作を施す
この中で最も炎症が起こり易いのが、一つめの場合です。
体の免疫力がとても弱いので、免疫力を高める反応が繰り返し繰り返し
起こります。本来なら免疫力を高める反応がちょっと起こると、それだけで
十分免疫力が高まります。ところがあまりにも免疫力が上がり難い場合は
免疫力を高める反応が続き、このことが炎症を起こすもとになります。
ちょうどバイクが沼地にはまり、アクセルをまわしても、一向に前に進まない
のと同じです。アクセルを全開にしても、うるさい音とひどい煙がでるだけです。
バイクを前進させようとする(免疫力を高めようとする)ための
アクセル全開(免疫反応)が、実際は前進せずに(免疫力が高くならずに)、
うるさい音とひどい煙(著しい炎症)がでるのです。