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2011年11月4日19:59:00
ある患者さんからのご質問があり、個人に返信しようと思ったのですが、
多くの患者さんに共通する大事なことですので、ここに書きます。
病気はどこに起こるか?といえば、”細胞”しかありません。
肝臓の病(やまい)は肝臓の細胞が悪くなっていますし、
筋肉の病(やまい)は筋肉の細胞が悪くなっています。
もし細胞というものが、寿命はあっても100%元気に活動しているなら
そんな細胞に病気は起こりません。
それで自分はどうなのか?皆さんに是非細胞の元気度を調べるよう言ってます。
それで細胞が元気であればあるほど、その人は病気から遠ざかっていきます。
でも!細胞の元気度100%の人は殆んどいません。それが現実です。
たとえいたとしても、その100%の状態が続くわけではありません。
ということは、かなり成績の良い細胞の人であっても、病気になるかも・・・
ということです。
そこで用意されているのが”免疫力”です。病気になりそうな細胞があれば、
直ぐに近づいて排除します。それで病気は蔓延しません。
普段私たちが何気無く健康に思えている裏側では、病気を出さないようにと、
一瞬たりとも気の抜けない作業が続いています。
でもそうとは知らず、私たちは体に沢山のストレス(精神と肉体)をかけています。
何故なら、病気と感じる自覚症状がないからでしょう。
要するにいいだけ体をこき使っているのです。
そのとき体を守るために強く働くのが、今述べた”免疫力”、
そしてもう一つが、脳を始まりとする”自律神経”です。
これらの二つで、もっと頑張らなきゃ!という反応が起こります。
そのときに出るのが、”炎症”という現象です。
ところがこの炎症現象は結果的に「病気をあおって、病気を広げてしまいます。」
でも決して炎症が悪いわけではありません。
もう既に無理に無理を重ねた体なのに、もっと頑張れといったのは、
”自分自身”なのです。
だから当然こんな体に対して、体力作りと称して、
さあ!運動しましょう、さあ!山登りしましょう、さあ!水泳しましょう、というのは
私から言わせると自殺行為です。
「私はこんなにも体にいいことしてきたのに、何で病気になるの?」
そんな話しは私の診察でも、いつも聞かれます。
結論ですが、本当に健康です!と断言するなら以下の三つを満足することです。
それが絶対条件です。
1.細胞がとても元気なこと
2.免疫力がとても丈夫なこと
3.炎症が全くおきていないこと
この三つを”自己防御力”といいます。
自分の真実を知って下さい。
ちなみに私は基準スレスレにいました。