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2011年3月25日19:40:00
還元でんし治療は細胞に”でんし”を与える治療です。
”でんし”は何に使われるかというと、一つは細胞の中と外の老はい物を消し
ます。それと二つ目は細胞を構成する物質が”でんし”を失ったとき補充の
ために使われます。
細胞の老はい物には酸性と酸化があります。
酸性は水素イオンH+をもつ物質です。
細胞の中と外では炭酸がその例です。炭酸は二酸化炭素に由来します。
細胞の中が酸性になると、細胞の中の栄養素は燃焼しなくなります。
それは細胞の中で燃焼を助ける酵素(こうそ)の活性が悪くなるためです。
でもそれ以上に問題なのが、細胞の中の核にあるDNAという遺伝子が傷を
うけた時、その傷を治そうとしますが、傷治しも酸性環境では進まないのです。
傷が治らなかったらどうなるか、くるった遺伝子をもつ細胞が誕生します。
すなわちガン細胞です。
実はDNAを直接損傷するのは酸化を起こす物質です。たとえば活性酸素など。
でも傷ついたDNAの修復を困難にするのが、酸性環境です。
つまりガン細胞になってしまうかどうかの本当の鍵を握っているのは
細胞の中の酸性環境次第なのです。
ではどうしたら良いか?
細胞の中の酸性を治すことです。しかしそれは抗酸化物質ではできない
のです。ここがとても大事です。ではどうするかというと、”でんし”を持つ
抗酸化物質を与えるのではなく、”でんし”そのものを与えるのです。
”でんし(e-)”を与えて、水素イオンH+と反応させるのです。
そのことで水素イオン濃度を減らし、酸性環境をアルカリ側へ改善
することなのです。それで”でんし(e-)”と反応した水素イオンH+は
抗酸化物質の還元化に使われるのです。
結局、”でんし”を与えることで酸性と酸化の両方を改善できるのです。
ですから”でんし”のみを与える「でんし補充療法」が必要だったのです。
そして「還元でんし治療」が誕生しました。 Dr.Horiguchi