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2009年2月13日20:22:00
私どもの診療所でも限られた内容ですが人間ドッグを行っています。日頃
とても気になっていたのが、検査結果に何ら異常がないため、「異常なし」
の判定をだしたとたん脳卒中や心筋梗塞になったりする人がいます。
あるいは、少々腎臓の機能が悪くなっているけど、他の所見から経過を
みるだけでいいと思っていた人に、急に病状の悪化がみられることがあり
ます。何故そのようなことが起こるのか?不思議でなりませんでした。
ある時思ったのですが、今まで私達が行っている健康診断は、病気になら
ないために行っている検査ではなく、すでに病気がでているかどうかの
検査です。健康診断や人間ドック=病気を未然に防ぐ検査ではありません。
そこで私達は病気を未然に防ぐためには、どうしたらよいか考えました。
病気になるのは私達の体を作っている細胞が病気になるんだ、と気づき
それから10年かかって細胞を診る検査を独自に作ったのです。この検査
のお蔭で人間ドックの検査結果がどうであろうと、細胞の検査結果が悪かっ
たら、その方は必ず病気の方に向かっていると言えるようになりました。
まさに病気を未然に防げるようになりました。