[ テーマ: ブログ ]
2009年2月9日18:43:00
世の中には沢山の病気がありますね。出来ることなれば一生病気にかから
ないで過ごしたいものです。日本だけでなく世界中でみても脳や心臓の血管
の病気が多く、またガンも多くなっています。ガンと言えば時々こんな質問を
受けることがあります。化学療法剤を使っているのですが、何時まで使えば
良いのでしょうか・・。分野ごとに専門の先生が沢山おられますが、それぞれ
に診て頂いている先生とよくご相談してほしいとおもいます。ただ私の判断
基準は、常に「患者さんの元気度」にあります。薬の治療を受けられる患者
さんがとても元気がないなら、少し元気が回復するまで待つことを提案します。
私達が日頃健康でいられるのは、自分に病気を起こさせない力があるから
です。その力がガンを治す時にとても大切になります。風邪を引いたとき、
私は風邪薬を飲んだり、熱があれば解熱剤も使ったりします。でもそれは
風邪のウイルスをやっつけるくすりではなく、風邪の症状を緩和している間
に、今度は風邪にかからない力をつけているのです。その力がついたら、
もう症状もないので風邪薬は飲みません。ガンのときも同じで、私は薬は
自分に病気を治す力がつくまでの助っ人だと思っています。ガンを退治する
薬を飲んでガンが治るのも、その方にきっと病気を治す力ができたからだと
おもいます。ですから病気を治す元気がとてもなくなっているなら、まず薬の
投与を少し休んで頂き、力の回復を優先するようにしています。自分で病気
を治す力を「自己防御力」と私は名づけています。