[ テーマ: ブログ ]
2010年3月26日20:39:00
昨日は大変お忙しいところ、京都Conference に全国からご参加頂きまして心か
らお礼申し上げます。「治る医療」というものを真剣に様々な分野の先生方で討議
できましたことは、とても意義深いものでありました。私たち医療従事者は人々に
対して、あるいは病気になられた方に対して根本的に何をなすべきなのか、それ
を今回はさらに明確に出来たと思います。もし病気になったなら、対症療法はとて
も大事です。でももっと大事なのは、いかにして自分に病気を治すだけの力をつけ
るかです。でもそれは10人の患者さんがいれば10人ともその力の程度は異なって
いますし、使う治療法も異なります。今与えられている治療法だけでは対処しきれ
ないです。時に新しい分野の治療方法も、あるいは民間的な方法も必要となる
場合もあります。目指すゴールは患者さんにとって「治る医療」です。そしてそれは
たとえ根治不可能と分かっていても、元気で楽しく!生きている満足感が一日でも
長く続けばそれでいいと思います。もし患者さんにお願い事をするとしたなら、本当
に治したいと思うとき治療の選択を間違えないことと、「何くそ!精神」を発揮する
ことです。