2013年10月26日00:09:00
No.595
病気になったときには、良くも悪くもいろいろな気持ちが湧いてきます。
その中で最も多いのは、不安感、心細さ、でしょう。
「私、このままの治療で、本当に大丈夫かな~、悪くならないかな~」
そのことは、少なくとも病気が完治しましたと言われるまで続きます。
それで病気になったときの本当に闘う相手は、病気そのものではなく、
不安感と心細さかも知れません。おそらくそうでしょう。
それを乗り越えることは、すなわち病気を治すことになります。
しかしその解決策は? とても明確には言えません。
ただ完治された患者さんから学んだことですが、
こころから、治りたいと思い続けることです。 辛抱強く、じっと。
それが完治への道をひらいてくれます。
ときどき人には計り知れない力があると思いますが、そこへ通じる扉の
鍵は、まさにそれだったのです。