[ テーマ: ブログ ]
2011年9月6日20:14:00
病気が自分の目の前にでると、あ!自分は調子が悪いんだ、と分かります。
でも目の前にでるまでは、病気の進行中では自覚症状がほとんど無いので
誰も病気のことなど考えません。
でも19年間外来で患者さんを診てきて、「なんでもっと早く病気のことが
分からなかったのか!?」という方が全てです。
中には長期の過密スケジュールのために、病気になってもおかしくないと
思っていた患者さんはおられます。
でも病気になったことに、「これも人生、良しとしよう」という人は一人もいません。
自分の歩んできた人生に良しとしても、病気になったことには皆、嘆きます。
それで是非とも知って頂きたい。病気は自覚症状で決めるものでは無く、病気は
”細胞”で決めるものです。もっといえば、自分の体が病気にならないように自ら
が支えている”力”(これを自己防御力といいます)で決めるものです。
普段から時々それを調べ、「これはまずい!」と思う結果なら直ぐに手当てをして
下さい。手当てに早急に応じられるのは、”でんし”しかありません。
どうか病気で悲しむことのない人生で最後まで過ごしていきましょう。