[ テーマ: ブログ ]
2011年2月28日19:53:00
私は患者さんを前にして、いつも気を付けていることがあります。
それは患者さんが「あっ!そうか、こうすれば病気が良くなるんだ」とぱ~っと
輝きを放つようにすることです。
患者さんがその気になって病気の克服に手ごたえを感じたとき、治療は一機に
前進します。音速のスイッチがはいったかのように。
それはまた鉄棒の逆上がりが出来たときのようでもあります。あんなに練習して
も練習しても出来なくて、もうとっくに諦めていたのに、ひとたびコツを掴むと
一機に自信がつきます。
それで私の仕事は、患者さんが病気を治すコツを掴めるようにすることです。
そしてそれは感動をもって伝えなければいけません。
・・ということは私自身が輝いてしゃべる必要があります。
とはいっても、とってもありふれた人にすぎませんが・・・。
私は病気というのは感動に弱い、感激に弱い、そして悲しみに弱いと思います。
その反面、病気は怒りに強く、腹立ちにつよく、そして迷う心に強いと思います。
迷いを断ち切り、どうかバカバカしいほど易しかった解決策に感動して下さい。