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2010年7月5日19:01:00
ガンになられた患者さんをみていると、ガンの切除を拒んでいる方がいます。
それにはそれ相応の理由があるのですが、私は手術可能な方には切ることを
お勧めしています。ときには抗がん剤も放射線治療もお勧めします。
まず患者さんには、「治療の目標と治療スケジュール」を私なりのものを提案しま
す。目標は「病気を治したい」です。具体的には・・「自己防御力をつけること」で
す。周りを見回して下さい。病気でない人たちが一杯いるではありませんか。
それはどうして?病気にならないための力(自己防御力)を持っている人たちで
す。ガンの患者さんもそれを身に付けなければなりません。但し自分専用の力で
す。人の力は通用しません。ここからが問題です。手術や放射線や抗がん剤の
治療を拒んでいる患者さんのおおくは、何らかの方法で自己防御力だけを付けて
ガンを治そうと考えております。つまりガンの三大治療法は自己防御力とは相反
するものである!と決め付けています。そこが間違いなのです。
ガンがあると、そのガンの威力にもよりますが、低下している自己防御力を引き
上げることは出来ないのです。もちろんある程度はいろんな治療で高められます。
でもガンを治すくらいの力を引き出すことはできないのです。その時、もし手術を
したり、放射線をしたり、抗がん剤をすることによりガンの勢いがなくなります。
つまりガンの威力が弱くなります。そのとき自己防御力を高める治療を一気に
行います。もちろんそうなれば手術や放射線や抗がん剤をずっと続けることは
しません。止めなければなりません。もし持続したなら今度はそれらの治療のた
めに自己防御力が低下し、もはやガンを治すことは困難になります。
まとめますと、
①ガンを治したいという目標がある。
②ガンがあるままで自己防御力を高めるための治療をする。
③ガンの勢いを下げるためにガンの三大治療を選択する。
④ガンがかなり減った状態で自己防御力を高めるための治療をする。
⑤以後①と④を続ける。
理解頂けたでしょうか。