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2010年1月4日17:38:00
間質性肺炎という病気があります。肺炎ですから肺の炎症には違いがないのです
が、多くの肺炎は肺を作っている肺の細胞を中心に炎症が起きます。その原因
になっているのが、微生物・・バクテリアやウイルスです。でも間質性肺炎は肺の
細胞の塊と塊の間に強く炎症が起きます。薬など原因がわかっている場合とまっ
たく解らない場合があります。ただどの症例でも言えることは免疫機能が悪いとい
ことです。徐々に悪化して肺そのものが炎症後の引きつれで硬くなってしまい、肺
の拡がりが悪くなります。ということは呼吸がしにくくなります。こんな時どうしたら
良いか、多くの場合ステロイド剤というのを使うのですが、長くは使えません。
ステロイドは炎症を鎮めるのにとてもとても有効です。ただ欠点は免疫機能を
抑制します。間質性肺炎は紛れもなく免疫機能の悪い病気ですら、ステロイド剤
によってもっと免疫機能を悪くしますから、やがて間質性肺炎はもっと暴れるよう
になります。まずステロイド剤は長期には使わないこと、またはさじ加減で使う
こと、そして何よりも免疫機能を上げることです。同時に炎症をステロイド以外で
鎮めることです。そして傷ついた肺を修復する材料を摂ることです。私は例えば、
①還元電子治療を一回20~30分一日5回~7回、パッドは手足
②黄連解毒湯7..5g/日とスクアレン(サメミロン9粒/日)
③グルタミン(グルタミンペプチド12包/日)とビタミンC1000mg/日
こんな治療をしますが、経過はとても良いです。