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2012年7月17日18:01:00
AさんとBさんは同じ病気で、同じ段階にあります。
それで治療内容も全く同じなのですが、治り具合には随分と差があります。
極端に言えば、治る人と治らない人、そんな状況に出くわすことがあります。
これは私なりの説明で言うと、「自己防御力の有る、無し」の違いによる
ものです。
つまり、自分で病気を出さないようにする力=自己防御力、
これが足りないと上手く病気を治せないのです。
ところが自己防御力を引っ張りあげるために最も大事なことは、
それは”平常心であり、その治療を信ずること”であります。
治療はしているが、心はその治療にあらず、そんな感じではどうしても
自己防御力があがりません。
以前入院患者さんも診ていました。(今は外来診療のみです。)
ある慢性疾患の患者さんが、とても熱心に治療に専念していました。
治療を疑っていた訳ではありません。
ところが、オーダーした血液検査結果を私からの説明を待ちきれずに
臨床検査技師さんに尋ねようとするのです。それは毎度のことです。
多分気になって、気になってどうしようもないのでしょう。
つまり数値が悪くなっていないか、不安でしょうがないのです。
平常心でいられるかどうか、ここが病気を治すときの最大の山場です。
その一部分はお医者さんが担うべきと思うのですが、とても手ごわいです。
”病は気から” 結局、医療の大原則は変わらないのです。