2014年6月2日00:07:00
No.616
子供のころの時間は、一日がとても長かったように思います。
ですから一年ともなれば、本当に長かったです。でも楽しかったです。
それが今はどうでしょう。あまりの短さに、驚きとともに焦りすら覚えます。
ひとの人生の長さは、それぞれ異なります。しかしはっきりしていることは
限りがある、ということです。決して無限に生き続けることはあり得ません。
たとえ120歳まで生きてみても、あっという間の120年です。
その間に少しでも満足した、喜びのある人生を過ごすためには、自分自身
が健康でなくてはなりません。家族にしてあげられたこと、友人を気遣って
あげられたこと、そして職場や社会に、ときに世界に貢献できたことに満足
したとするには、少なくとも病で寝込んでいたのでは、到底できません。
健康をつくることは一見難しそうに思えます。しかしそれは「健康づくりは
高級な医学がなせること」と思い込んでいるからです。
天高く医学書を積み上げて、それを読破し、理解できた人が、健康になれる
わけではありません。決して頭脳の優秀さで健康はつくれません。
小学生の子供さんでもわかるようなこと、そんなことで健康はつくれます。
「私は、毎日とっても忙しくてね~。ざっと他の人の3倍は働いていますよ。
だから睡眠時間は人の半分くらいです。でもね、病気一つしたことが無くて
本当に健康な体です。」
とても悲しいですが、大半の人は、それと同じようなことをおっしゃいます。
「この車、30年前の車ですが、私のとっても好きなタイプの車で、手入れを
欠かしたことはありません。もう30万キロは走ったと思います。」
この意味は、この車の持ち主でなくてもわかります。
車が壊れないように、できるだけ長持ちするように手入れしながら、大事
に使っているのです。
それを知りながら、どうして自分の体だけは、人の3倍も無茶しても、絶対
に壊れないという確証は、根拠は、一体どこにあるのでしょうか?
無理すれば、人の体も壊れるに決まってます。
だから無理するなら、なお更のこと、日頃から自分の体の手入れをして
おかないといけません。さもなければ病気になってしまいます。
殆どの人は、自分は健康に自信がある、と言いながら病気で倒れます。
唯一健康の秘訣は”体の手入れといたわり”、それだけなのです。