2014年11月2日23:18:00
No.636
還元電子治療を行うと、間もなく血液中の乳酸濃度が一時、上昇します。
その時、細胞内のpHが上昇して、いわゆるアルカリ性に傾いて、酸性の
亢進が止まります。
つまり細胞内の乳酸が血液中へ移行していると考えます。
特に筋肉細胞内の乳酸が減ることは、筋肉の凝りを解消することになり
ますので、血管の圧迫を解除して血行を促すことになります。
筋肉の凝りを解消すれば、神経の圧迫の解除により局所の鈍痛も無く
なり、また上記の血行改善で炎症性物質の排除が起こるため、なお更
筋肉痛は消失します。
ところで筋肉の凝りは、自律神経バランスの不調によることが多いです。
還元電子治療は自律神経バランスを整えることで、血行を改善すること
が知られています。それによって筋肉の凝りを解消しているという事実
があります。実は筋肉の凝りは細胞内の酸素不足で起こります。酸素は
血行で運ばれるので、血行が良いと、筋肉の凝りは起こりにくいのです。
この度、Anti-Aging Medicine 2014 Vol.10 No.5で取り上げて頂いた
のですが、還元電子治療は、生体に対して、そのような機序がござい
ます。