[ テーマ: ブログ ]
2011年5月5日11:35:00
とても多く質問を受けるのですが、
「良いということは、いろいろやってみたけど、結局どうしたらいいの?」
これは病気を治すときの”考え方”が見えていないのです。
それと病気の具合をみる”ものさし”をもっていないのです。
考え方ですが・・
病気はそもそも誰に起こっているのか?それは人に起こっているのですが、
その人がかつて元気にしていた時と、病気の今とではいったい何が違うのか?
これが分かれば十分なのです。
人の体は使えば使うほど病気になってしまいます。でも病気を出さないで
元気にしているときは、そう簡単に病気を出さないだけの自分自身の力を
持っていたです。これを”自己防御力”といいます。
それで病気になっている今の自分は、自己防御力が足りない状態なのです。
たったそれだけです。
ですから再び健康になろうと思ったら、もう一度どん底の自己防御力を
引き上げてくるしかないのです。他に手はありません。
今一例として、「ガンが起こって切除しました。抗癌剤もしていました。
とても経過は良かったのですが、他の臓器にガンが転移しました。」
こんなときの治療をどうしたらいいでしょうか。
私はまず患者さんが「体の具合がいいね~」といわれることを先にやります。
新たな抗癌剤治療への挑戦が先ではなく、まず自己防御力をつけることです。
その一方で自己防御力はガンが存在すると、思うように高くならないことが
あります。そのとき手術や抗癌剤や放射線をしていただきます。
ただし特に抗癌剤は自己防御力を落としますので、上述のように先に
自己防御力をつけてから行います。
もし患者さんが「体の具合がとても悪いね!」といっていて、そして自己防御力
が低いとしたら、私は抗癌剤治療はすすめません。
仮に一度抗癌剤治療ができたとしても、もし二度目の抗癌剤治療に際して
そのような状況があるなら、やっぱり抗癌剤治療はやりません。
それは常に「体の具合がいいね~」が先だと思っているからです。
そして自己防御力が先だと思っていますので・・。
何故なら自己防御力なしで健康が手に入るということは、絶対にそして
絶対にあり得ないからです。