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2009年4月12日17:25:00
のどの扁桃腺をはらして高熱の出やすい子供さんをみかけます。大人でも
そういう人を沢山見かけます。大体は口や鼻からばい菌がのどに侵入して
炎症(ばい菌と免疫システムの戦い)がおこります。それでのどの痛みや
はれ、発熱を起こします。そのことはごく自然なこととおもいますが、でも
よく考えてみると、いつも扁桃(腺)炎になり易い人とそうでない人に分か
れるように思います。扁桃腺自体、免疫システムの一つですが、その扁桃
腺を含めて免疫機能の弱いひとに扁桃腺の炎症が起こりやすいと思います。
では何故免疫機能が弱いのか?理由の一つは生まれながらの体質ですが、
あと一つは、私は「のど」への血行が悪いためだと思っています。血液循環は
扁桃腺に必要な栄養も酸素も水もミネラルもビタミンも運ぶ通路です。同時
に扁桃腺から吐き出される老廃物を持ち去ってくれるのも血液循環です。
それが出来なくなっているとすれば、単純に考えてみても扁桃腺の元気は
ないとおもいます。では何故血液循環が悪くなっているかですが、私は
首から肩にかけての筋肉の凝りだと思っています。筋肉の凝りが血管の
圧迫をおこしているためです。では何故それほどまでに筋肉が凝るのか
というと、多分首や背中の骨の僅かなゆがみや変形が原因と思います。
さらにその原因は生まれつきのこともあるでしょうし、転んだ、打ったなどの
外傷のこともあるでしょう。私の治療は筋肉の凝りをとって、血行を良くして
体の免疫バランスを整える為にこめかみや手に還元電子治療をします。
また凝りをとるのにチオクト酸(α-リポ酸)、凝りに関係する物質:乳酸を
減らす目的でL-カルニチン、凝りにくい筋肉をつくる為と免疫細胞:リンパ球
の栄養源になるグルタミンをとるようにします。さらにのどの炎症を穏やかに
鎮めてくれる漢方:ショウサイコトウカキキョウセッコウを使います。
あとぬるめでよいですから肩まで湯船につかること、首回りをひやさない
ように乾いたタオルをあてておくことです。還元電子治療は一日4回、時間
は一回15分から25分です。子供さんは15分でどうぞ。