2014年4月11日22:04:00
No.611
自分で病気を防ぐ力のことを、”自己防御力”と呼んでいます。
私たちは、この力がとても弱くなったために病気になります。
この力が弱いうちは、繰り返し何度でも病気になります。
お薬を使っても、手術をしても、リハビリをしても、自己防御力が回復しない
うちは、永遠に病気は起こります。病気を止めることはできないのです。
たとえですが、手術を終えた二人の癌患者さんがいました。
手術後、Aさんは自己防御力を回復するため一生懸命に努力しました。
手術後、Bさんは自己防御力を回復する努力を一切行いませんでした。
手術後、1年以内に二人とも癌が再発しました。
一般的な考え方をすれば、自己防御力を回復する努力など無駄だった!
そういうことになります。
しかし、Aさんは自己防御力が回復しつつある途中です。でも十分な自己
防御力が身についていないので、癌が再発しました。これは治療過程で、
容易に想定されていた範囲内のことでした。だからがっくりすることなく、
さらに自己防御力を回復するための治療を続けてくれれば、それでいい
のです。もう一度手術するならしてください。焼くなら焼いてください。
治る方向は見えています。
一方、Bさんは自己防御力を回復する努力をしていませんでしたので、
治る見通しは暗いです。ますます癌の再発に勢いが増すでしょう。
癌の再発という見た目には同じ現象のように見えても、実はまったく
逆の性質をもった病状なのです。ここを理解した人だけが、病気の苦難
を乗り越えるチャンスが与えられます。あとは実践のみです。
この度、多くの皆様のご尽力により本を出版することができました。
この中から病気を治す方法を見出して頂ければ、とても嬉しく思います。
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