2014年4月8日22:15:00
No.610
自分が大変な病気だと分かると、多くの場合、気持ちが折れてしまいます。
腹立たしく、悲しく、不安でもあり、とても病気と闘うことなどできません。
本当は病気だと知らないままに治したいのですが、今のすう勢から、そうも
いきません。病気のことは知ることになります。
ゆえに、やはり病気と闘うしかありません。
人生に病気など無ければよいのに、何故?病気になって苦しむので
しょうか。これは誰にも分かりません。
でも最近は、このように感じています。
”病(やまい)を克服する気持ちが試されている” それが病気だと。
「なれば、やってやろうじゃないか!
この強い気持ちをご披露してみせましょう。」
これを私は”なにくそ、精神”と呼んでいます。
困難と言われる病気から抜け出した患者さんには、必ずこの精神が
みられます。
病気になるのも人なら、病気を克服する力も人に与えられているに
違いありません。
頑張ってやっているが、それでもときおり心が折れてしまいます。
そんなとき人の心に癒され、人の心が励ましになってくれます。
片井 絽々さんの画像詩(みどりうさぎ)は患者さんの心に、とても安らぎ
を与えてくれます。
「頑張りなさい、もう少しだよ・・」と優しく背中を押してくれます。