2014年3月30日21:33:00
No.609
とかく重い病気ともなれば、気分が塞ぎ、体に元気が出なくなるものです。
生きるか否かとなれば、当然のことです。
病気になって元気が出るなどとは、一般に聞いたことがありません。
しかし、重い病気であったにもかかわらず、病気を治してしまった患者さん
には、共通点があるように思います。口に出して言うかどうかは別にして、
とにかく強い気持ちを感じます。さぞかし不安、恐怖があるでしょうに、
それでもしっかりしたこころの雰囲気が伝わってきます。
さて、すべての人が、人生を全力で生き抜いてきたに違いありません。
そしてその時々において、乗り越える強いこころがあったと思います。
言い換えれば 情熱Passion でしょうか。
病気になったことは、どう考えましても嬉しい出来事ではございません。
しかしその暗いイメージの病気を治すのも、実は 情熱Passion しか
ないと感じるのです。
どうしても乗り越えなければならないという 情熱Passion です。
そしてその情熱Passion は病気は自分しか治せないと悟るこころ
でもあります。
癌になられたとき、手術はもとより、化学療法や放射線治療を受けられる
ことは、とても大事なことです。しかし患者さんをみていて、それは
情熱Passion を持たないための裏返しに感じられるケースがあります。
しかし化学療法や放射線治療は、決して情熱Passion の代わりには
なりません。病気が治癒(ちゆ)できる担保となり得るのは情熱Passion
だけなのです。