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2012年5月20日08:30:00
A地点からB地点へと到達する道は、平面上では無数に描けます。
本当の道路だってお金をかけてしようと思ったら、何本も作ることが出来ます。
実は病気を治す方法も、これしかない!と思っているのは自分たちであって、
本当は無数にあるのです。というより無数に用意されているのです。
私はたまたま治療器という器具で電子を補充しようとしましたが、大気にある
電子を集めてきて、それを人に供給してもいいのです。
抗がん剤治療を研究されている先生は、沢山の効き目のある薬を開発
されるでしょうし、温熱治療や漢方薬の分野もまだまだ研究の途中なのだと
思います。私達はいろいろな研究成果を持ち寄って、自分たちも含め、人の
病気を治さなければならないし、病気が起こらないようにしたいものです。
ただ、確かに病気を治療する方法は無数にあるのですが、
A地点からB地点へ向かう方向性は決まっていなければなりません。
向かうべき方向が、B地点なのか何処なのかが分からないようでは
いけません。実は医療の問題点がここにある、と思っています。
だから自分たちも含め、患者さんがその治療に迷ってしまうのです。
その治療が悪いのではなく、方向性のないままやろうとしているところが
いけないのです。だから治療に飽きてしまう、他の治療に目移りしてしまう
のです。その治療だってきっといいに違いが無いのです。
ただ方向が見えてないので、次の治療に行ってしまうのです。
でも次の治療にいっても結果は同じか、それに近いでしょう。
B地点がはっきりと見えているのとそうでないのとでは、患者さんの病状は、
あるいは”生活の質”はまるっきりことなります。
たとえ迎えの日がが同じであるとしても(本当は長いのですが・・・)
「何を食べても美味しく、何を見ても楽しくて嬉しくてしょうがない。」
「こんなに元気で過ごせて。」
私の治療目的はここにあります。
そのための方向は一つしかない、そう思っています。
それを日々の診療と講演でお話しましょう。
本日は野田でございます。よろしくお願いします。