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2010年12月3日19:16:00
まだ学校に通っていた頃、哲学の授業がありました。
この授業が大変面白くていつまでも先生の話を聞いていたいと思いました。
そこにベッポじいさんというのがでてきます。
道の掃除をするのですが、その道が長くて長くて・・どんなに一生懸命に掃いても掃いても終わりらない長さです。
ベッポじいさんいわく、この仕事にはコツがある。
それは「決して、遠くの方まで見てはいけない」「今、自分が掃いている道だけを見て、一歩一歩掃いていくのだ」というのです。
当時、ああ!これだな!勉強していくコツは・・と思いました。
そして患者さんを診るようになって、患者さんが慌てて病気だけを治したいという時、いつもこれを思いだして、患者さんにじっくりと治療するように諭します。
急いで表向きの病気だけを治しても掃き掃除が足りず、また直ぐ病気になってしまいます。
そうしたらまた最初から体の掃除のやり直しです。いつまでたっても終わらないのです。
病気の根っこを抜くのに・・。