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2009年7月31日19:22:00
ガンを患っている患者さんを多く診ていますと、ほとんどの場合筋肉の凝り
をもっています。右の乳ガンを持っている方は、その真後ろの背中の筋肉
の凝りを持っていますし、胃ガンや膵臓ガンになる方はその真後ろの背中
の筋肉の凝りを持っています。実際のところ、客観的に言ってガンと筋肉の
凝りは関係があるのか否か分かりません。
ただ私の個人的意見としてガンの成り立ちに筋肉の凝りが深くかかわって
いると思います。そのメカニズムはこう考えています。一つには背骨のゆが
みがあって筋肉が凝ります。二つ目にはストレスや過労が繰り返し起こると
自律神経系の交感神経の緊張が高まり、血管が縮んで血液循環が悪くな
り体中のあちこちに酸素不足を招きます。筋肉の酸素不足は乳酸が溜まり
やすくなり、筋肉が硬くなって凝りを起こします。これら二つの理由によって
筋肉が凝ると周囲の血管が圧迫されて更に乳酸が溜まってもっとひどい凝
りを起こします。凝りが起こっている周辺の臓器は硬くなった筋肉によって
圧迫を受け、また血液循環が悪い為にその臓器の新陳代謝がとても悪くな
ります。その結果としてガンが発生することがあると思います。本来ならガン
が発生すれば免疫細胞がやってきてガンを食べてしまうのですが、血液循
環の悪いところでは免疫細胞の元気は低下しています。また筋肉の凝りを
起こす乳酸の多いところでは免疫細胞の元気はますます低下しています。
その為にガンを攻撃することができません。おそらくこんなメカニズムでガン
と凝りとは密接に関係しているのだと思います。ガン患者さんがどんな治療
を選択されるにしてもまずは筋肉の凝りをしっかり解消し血液循環を良くし
て下さい。
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